床矯正での治療方法
床矯正の装置=プレート
左の写真の様な装置(=プレート)をお口の中に入れます。これは、上の歯につけた装置です。
小さなお子様でも抵抗なく入れられ、自分で取り扱いが出来ます。
治療方法
このプレートには、歯の土台を拡げるためのネジが付いており、それを回転させることによって徐々に歯の土台が大きくなります。
基本的には1か月~2か月に1回の来院時に、歯科医師が装置(=プレート)の調整を行いますが、1週間に1回程度、ご自身でネジを回転させて、少しずつ装置の大きさを調整していただきます。
永久歯が生え揃うまで、もしくは3年~5年、この装置を付けることで、徐々に歯の土台を広げつつ、個々の歯を適正な位置に誘導します。
いつから始めたらいいの?
開始年齢は4~9歳位が最適です。当院で一番多いのは、8歳前後のお子様です。しかし、反対咬合(受け口)は、早期の治療がより効果的ですし、その他の場合も、年齢が低いほど効果が得られやすい場合が多いです。
一度来院していただければ「いつ頃から始めるとよいのか」をお伝えすることができますので、できれば自己判断せず、お子様と一緒にお口の中だけでも見せていただけば、と思います。
治療期間は、永久歯が生えそろうまで〔12歳前後〕かかります。永久歯が生えそろわないと治療が終わったことにはならないからです。遺伝的なもので乱ぐい歯、うけ口などがあれば思春期の成長が落ち着くまで来ていただくこともあります。
もちろん、永久歯が生え揃った後でも、治療することは可能です。実際に社会人の方や50歳を過ぎた方も治療されています。ただ、小さなお子様が治療されるのに比べ、治療期間が長くなります。